介護職で復職するときのよくある問題点は、家庭との両立です。復職するからといって、家庭を疎かにはできないでしょう。家庭を優先すると職場に迷惑がかかる場合もあります。そんな問題点の改善策としては、職場と家族に理解してもらうことです。家族を優先したいときには職場に迷惑をかけることを伝えておくと、理解を得られやすいです。一方で家族にも職場で必要とされるときには、我慢してもらうことがあると伝えておきます。この過程を踏めばどちらの理解も得られる可能性は高いです。それでもどちらにも不満が残ることはあります。その点については、問題が起きたときに解決すると伝えておきましょう。この一言があるとどちらからも応援してもらいやすくなります。

一方的な要求や強制は軋轢を生みますので、あくまでもお願いする立場だとを忘れないようにしましょう。また別の問題としてあるのは、復職するまでの期間に進歩した技術になかなか追い付けないことです。介護の現場日進月歩で進化しています。そのため知らなかった技術が、導入されていることがあるのです。それを使いこなせるようになるまで、時間がかかるために仕事に馴染めないこともあるでしょう。そんな問題の改善策としては、講習会を開くことです。介護職経験者であっても講習会を受けてもらって、現場で使うツールの説明などを行うと現場に馴染みすいです。これがないと分からないまま仕事をすることになり、本当のパフォーマンスを発揮できないかもしれません。